米国のEVベンチャー、テスラモーターズは10月23日、ドイツにおいて、独自の急速充電ネットワークの「スーパーチャージャー」を整備すると発表した。
同社は今後数か月以内に、ドイツ国内のミュンヘン、シュトゥットガルト、ケルン、フランクフルトの各都市に、スーパーチャージャーを設置。さらに、隣国スイスのチューリッヒにも、スーパーチャージャーを整備する。
テスラモーターズは2014年3月までに、ドイツ国内の面積の50%以上を、スーパーチャージャーのネットワークでカバーする計画。2014年の半ばまでには、100%のカバー率を目指す。
スーパーチャージャーは2012年9月、米国で発表。テスラの新型EV、『モデルS』の顧客が、外出先で充電するためのネットワークとして開発。航続距離に課題があるEVに、画期的な解決策を提示したのが、スーパーチャージャー。
ドイツでのスーパーチャージャーは、135 kW仕様となる予定。これは、長距離走行する顧客に、より短時間での充電環境を提供するのが狙い。
テスラモーターズのイーロン・マスクCEOは、ドイツのミュンヘンとベルリンを訪問。「テスラはドイツに重要な投資を行う」と述べている。