欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは10月24日、中国浙江省の寧波市に、新工場を開業した。
この新工場は、フォルクスワーゲングループの中国パートナー、上海汽車(SAIC)との合弁工場。プレス加工から車体製造、塗装、最終組み立てまでを行う一貫工場となる。5700名の新規雇用を創出する。
同工場では、フォルクスワーゲン車とシュコダ車を、年間30万台生産できる能力を備える。新世代モジュラープラットホーム、「MQB」のメリットを生かし、ブランドの垣根を越えた生産体制を構築した。
新工場は、上海フォルクスワーゲンにとって中国5番目の工場。また、フォルクスワーゲングループにとっては、中国で16番目、世界で105番目の工場になる。
フォルクスワーゲングループのマルティン・ヴィンターコルン会長は、「この最新工場は、フォルクスワーゲングループの中国市場に対する、さらなるコミットメントの表れ。中国の顧客に、最高の車と最も優れた技術を届けるべく努力していく」と述べている。