気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2013年10月24日付
●全トヨタ労連ベア要求協議(読売・2面)
●パナソニックが三洋本社売却へ(読売・10面)
●ガソリン価格160円台に上昇 (読売・10面)
●排気量660CC軽スポーツカー、ホンダ、モーターショー出展へ(朝日・11面)
●半導体部門の社員半減、パナソニック、7000人に (日経・1面)
●企業増益幅が拡大,マツダ6倍、東芝5割増、4~9月営業 (日経・1面)
●新製品バトル、ハイブリッド乗用車 (日経・33面)
●故豊田英二氏のお別れ会、11月25日午後2時30分から、ウェスティングナゴヤキャッスル (日経・39面)
ひとくちコメント
3月期決算企業の2013年9月中間(4~9月期)連結決算の発表が間もなく本格化するが、円安と株高の恩恵などを反映して各社の業績が拡大し、年間の業績予想を引き上げる企業が相次ぐという。
きょうの読売と日経が取り上げているが、このうち、日経は「マツダの営業利益が前年同期の6倍強に拡大し、自動車向け鋼板の伸びで新日鉄住金は経常利益が約6倍。スマートフォン(スマホ)普及を追い風に東芝は約5割の増益になったとみられる」と報じている。
マツダの営業利益は従来予想を250億円上回る約700億円と見込んでおり、日米欧で低燃費や走行性能を高めた独自の環境技術「スカイアクティブ」搭載の新車が好調なのと、円安効果も大きいとされている。
ただ、紙面を見ると、パナソニックでは、半導体事業の不振で社員を半減、大阪府守口市の三洋電機本社ビルの売却も検討するなどリストラを進めているという。同業の企業間でも、もはや時代遅れとなった「勝ち組」と「負け組」の活字が再び紙面を飾る可能性もある。