アプリケーションをダウンロードするだけでさまざまなことが可能になったスマートフォン。今度はそのスマホが運転診断をしてくれる。データ・テックが開発中のアプリ「Safety Rec II」がそれで、来年にも発売するという。
同社は運送会社向けにデジタコを用いた運行情報や運転診断を行っている会社で、2年前にその技術を元にスマホのドライブレコーダーアプリ「Safety Rec」を発売。これはスマホに搭載されているカメラ、加速度センサ、GPSを利用したもので、600円という安価で手軽に導入できる世界初のドライブレコーダーアプリとして話題となった。
今回展示したアプリはその機能拡張版。「自動車の車両状態診断用端子(OBD-II端子)に専用のアダプターを接続することで、走行速度やエンジン回転数、燃費などリアルタイムでモニターでき、それに基づいた運転診断を提供するというものなんです」と同社関係者は説明する。
もちろん危険挙動が起こったら自動でドライブ映像を記録できる。そのうえ、スマホの通信機能を利用して、ユーザー同士が楽しみながら情報交換もでき、安全運転のランキングの作成やドライブ時の映像にコメントをつけることも可能だ。アプリやアダプターの価格についてはいまのところ未定とのことだ。