古野電気が発表した2013年8月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比33.7%減の7億2800万円と大幅減益となった。
売上高は同1.6%増の370億3400万円と小幅な増収となった。舶用事業は漁業市場向けで大幅に売上を伸ばした一方で、商船市場向けやプレジャーボート市場向けでは、欧州が足を引っ張り売上が伸び悩んだ。産業用事業はETC車載器などの売上が減少した。
収益では、為替差益があったものの、販売費及び一般管理費が、研究開発費の増加などに増加したことが負担となり、経常利益は同4.3%減の13億4400万円と減益だった。当期純利益は同28.8%減の6億4700万円となった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。