【スマートモビリティアジア13】日産FCEV開発推進室 坂幸真室長「EVとFCVの棲み分けで電動化の拡大を」

エコカー EV
写真:日産自動車 企画・先攻技術開発本部 FCEV開発推進室 坂幸真室長
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  • 【スマートモビリティアジア13】日産FCEV開発推進室 坂幸真室長「EVとFCVの棲み分けで電動化の拡大を」
  • 車の将来にある2つの大きな流れとして知能化と電動化を掲げた
  • ぶつからないクルマや自動運転技術といったものが、クルマの知能化
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九州・福岡で開催した「スマートモビリティアジア2013」。日産自動車FCEV開発推進室の坂幸真室長が九州大学で講演し、車の将来ある2つの方向性として“知能化”と“電動化”を掲げ、その中で電気自動車と燃料電池車それぞれの特徴で車の“電動化”を進めていく必要性を示した。

EVと燃料電池車、将来どちらが主流となるかという議論に対して坂氏は「我々としては、求められる航続距離が短い場合はEVで、航続距離が長い場合は燃料電池車でカバーしていくという考えで、ゼロエミッション車を展開していく上では、EVとFCVそれぞれの特徴を生かして電動車両を拡大していくことが必要」と説いた。

EVとFCVの棲み分けについて、坂氏は「実用で500kmを走るために5kgぐらいの水素を積まなければならないので、水素タンクを70Mpaと非常に高圧にして車に搭載しているのが現在あるFCV共通の技術。FCVのエネルギー密度は現在のリチウムイオンバッテリーとの比較で5倍近く、航続距離に対するシステムコストが安いのは事実」と語る。

続けて「ただし、バッテリーEVも電池の性能は日進月歩で進化しているので、航続距離に対するシステムコストの境界線がどこまでやってくるのかが今後の棲み分けのポイント」と話した。

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