太田昭宏国土交通相は10月15日の閣議後会見で、レールの異常の放置など安全対策の不備が明らかになったJR北海道について、JR東日本がJR北海道に人材を派遣し、技術協力を行うことになったことを明らかにした。
JR東日本は、安全統括管理者である鉄道事業本部長を補佐する人材1名のほか、各分野の担当部に課長クラスを複数名派遣する。両社共同で実態把握を行い、対策を策定、実行する。
太田国交相は「現場と本社との連携のほか、電気、車両、軌道などの技術的な措置などについて、JR東日本の現場の目線が加わることは極めて重要であり、安全運行が前進することを期待している」と述べた。
JR東日本からの人材派遣については、今年7月の段階で国交相がJR北海道に対し検討を求めていた。