フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)が9月25日に発表した新型『ゴルフGTI』。
BMWの『130i Mスポーツ』やメルセデスベンツ『A250』など、海外ブランドのハッチバックスポーツモデルから、国産であればスバル『レガシィ ツーリングワゴン』まで様々な車種がコンペティターになるという。
「今回は15.9km/リットルという高燃費を達成しているので、レクサス『CT200h』との比較検討もあり得るだろう」と語るのは、マーケティング本部長の正本嘉宏氏。
ターゲット層については、30~40代後半の男性がメイン。「例えばカート経験者のような昔からドライビングを楽しみ、音楽や物集めと同時にスポーツもしているようなボジティブに一人の時間を大切にしている方が対象」(正本氏)だという。
また、ゴルフは新モジュラーシステム「MQB」の採用により、安全装備を充実させた。GTIにもプリクラッシュブレーキシステムやACCなどが同様に標準装備されている。正本氏は「安全性というのはありがた味がわかる時には手遅れ。こういった走りの車であっても、まず安心して運転できる環境を提供するのが我々の役割だと考えている」と語る。
更に「初期のGTIはストイックにドライビングを楽しむ車だった。そのDNAを残しつつ、ドライバーのテクニックと最新テクノロジーが相乗効果を生み出せるようなハイテクマシンになっている」と述べた。