8月19日付けで改良された『ミライース』の変貌ぶりには驚かされた。JC08モード燃費33.4km/ リットル(従来は30.0km/リットル)の低燃費だけではなかったからだ。何といっても顔まわりが豊かな印象になった。上下グリルの幅を広げ、空力のためのバンパー形状変更も行なわれたのだが、4ナンバー車風にいかにもすべてを削ぎました的だったこれまでより、控えめながら上品な乗用車にみえる。内装も、ピアノブラックのセンターパネルやシルバー加飾などを追加。前席のシート表皮がメイン材を全面に使用することで風合いがよりよくなった。現行車は後席ヘッドレストも付き、やや斜めの座面が身体をしっかりと支えてくれることと相まって着座感も上々。足元のゆとりも申し分ない。新設定のエンジン始動ボタンも、ステアリングコラム右手運転席ドア側のわかりやすい位置にある。スマートアシスト(低速域衝突回避支援システム)の採用、アイドリングストップなど機能の充実も見逃せない。走りもより軽快になった。CVTの制御はじめ、パワートレーン全体がさらに洗練された印象で、同時にさまざまな走行場面で、効率的かつ十分な動力性能を引き出している「Sモード」でも、効率を大きく落とさず力強い走りを実現しているようだ。低・中速域でのステアリングがやや軽いのが気になる(ヨコハマBluEarth A34 155/65R14 75Sタイヤの空気圧は260kPa)が、乗り味のなめらかさ、音・振動の小ささは、今までよりずいぶん“上等”になった。■5つ星評価パッケージング:★★★★★インテリア/居住性:★★★★★パワーソース:★★★★★フットワーク:★★★★オススメ度:★★★★★島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
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