ドイツの高級車メーカー、BMWは9月10日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー13において、『4シリーズクーペ』をワールドプレミアした。
BMWは、モデルレンジの呼称を一部見直す計画。4シリーズは先代の『3シリーズクーペ』、『3シリーズカブリオレ』の後継車に位置付けられる。4シリーズクーペのフロントマスクは、新型『3シリーズセダン』、『3シリーズツーリング』と共通イメージ。『6シリーズ』を連想させる力強いサイドビューが目を引く。
4シリーズクーペのボディサイズは、全長4638×全幅1825×全高1362mm、ホイールベース2810mm。先代の3シリーズクーペと比較すると、26mm長く、43mmワイドで、16mm背が低い。ホイールベースは50mm延びた。前後トレッドは1545mm、1594mmで、それぞれ45mm、81mm拡大している。
トップグレードは、「435iクーペ」。3シリーズや『5シリーズ』でお馴染みの直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンを搭載。最大出力306ps/5800-6000rpm、最大トルク40.8kgm/1200-5000rpmを引き出す。0-100km/h加速は5.1秒、最高速は250km/h(リミッター作動)の実力。
その下に位置する「428iクーペ」は、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載。最大出力245ps/5000-6500rpm、最大トルク35.7kgm/1250-4800rpmを発生する。0-100km/h加速は5.8秒、最高速は250km/h(リミッター作動)と公表された。
9月10日、フランクフルトモーターショー13のプレスカンファレンスには、BMWグループのイアン・ロバートソン営業&マーケティング担当取締役が登場。「欧州では、4シリーズクーペを10月に発売する。この4シリーズクーペが、プレミアムカー分野でのBMWの地位を、確固たるものにするだろう」と述べている。