富士重工業は9月3日、中国におけるスバル車の販売子会社「スバル汽車(中国)有限公司」(SOC)を、中国の有力自動車ディーラーグループであるパン大汽貿集団との合弁会社へ移行したと発表した。
SOCは、9月3日に行われた富士重工業とパン大の代表者による第一回董事会を経て、10月より、中国全土のスバル車販売を統括するディストリビューターとして、本格的に活動を開始する。
今回、これまで地域別販社が行っていたマーケティングやディーラー管理機能を集約し、SOCを唯一のディストリビューターとして中国全土の販売統括管理を行う体制に変更。スバルブランドとしての統一的な販売・マーケティング活動の実施、店舗開発の戦略的推進、販売収益力の向上を図る。
合弁新体制となるSOCは、董事長にパン慶華(パン大 董事長兼総経理)、総経理に飯田政巳(富士重工業 執行役員)が就任し、資本金は両社の出資により、6億円から29億5000万円に引き上げられ、出資比率は富士重工業が60%、パン大が40%となる。また人員も、従来の80人体制から200人レベルへの増強が計画されている。