WRCは8月3日、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエがラリーフィンランドで、2位のティエリー・ヌービルに36秒6の差をつけて勝利し、残り5戦を残すFIAワールドラリーチャンピオンシップで90ポイントとリードをさらに広げたことを発表した。この勝利はオジエのキャリアで12度目の勝利であるが、フィンランドでは初のものだった。フォード・フィエスタRSで2位となったヌービルに21秒遅れで3位の表彰台に立ったのは、同じ車を運転するマッズ・オストベルグだった。「僕はここで勝利することを夢見ていた。チャンピオンシップに多くのポイントを得て、フィンランドで勝利したことでパーフェクトな週末となったよ。僕達はしなければならない時にプッシュして、タイヤと車を守る必要がある時には(ペースを)抑えた」と今季5勝目を手にしたオジエは語った。4人のドライバー達が最初の7つのステージをリードするという波乱の展開を見せたラリーだったが、オジエは最終日前日のリードをコントロールした。地元フィンランド人のミッコ・ヒルボネンは、シトロエンDS3でオジエから1分21秒6遅れの4位となり、同じ車を運転するダニ・ソルドが初日の不振から回復して、5位でラリーをフィニッシュすることとなった。ラリーフィンランドの結果1. セバスチャン・オジエ2. ティエリー・ヌービル3. マッズ・オストベルグ4. ミッコ・ヒルボネン5. ダニ・ソルド6. エフゲニー・ノビコフ7. P.G.アンダーソン8. アンドレアス・ミケルセン9. ヤリ‐マティ・ラトバラ10. ユホ・ハンニネン