【ロータス エキシージS 発売】チーフエンジニアのベッカー氏「全てのシチュエーションで楽しめる」

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英国ロータス社のチーフエンジニアであるマシュー・ベッカー氏
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  • ロータス エキシージS 発表会
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エルシーアイは7月25日『エキシージS』を発売する。発売に伴い英国ロータス社のチーフエンジニアであるマシュー・ベッカー氏に話を聞いた。(本文中は敬称略)

----:新型は先代モデルに比べ大幅に変わりました。どのようなコンセプトの車でしょうか。

ベッカー:先代まで『エキシージ』は、『エリーゼ』をベースとした、サーキットを走る為のような車でした。新型『エキシージS』は、『エリーゼ』とは完全に別の車となっていて、サーキットとストリートの両方で楽しめる車に仕上がっています。

----:先代モデルに比べ一番大きく変わった点はなんでしょうか。

ベッカー:リアの構造が大きく変わりました。以前開発した『エヴォーラ』で得た知識を生かし、リアのサブフレームやサスペンションを新規で開発しています。

----:ボディを大型化した意図は何でしょう。

ベッカー:新型『エキシージS』には3.5リットルという大きなエンジンを搭載しています。このエンジンを搭載するために全長を最低限長くしました。そして、全長とのバランスをとる為に全幅も広げています。また大型化することで『エリーゼ』との違いを明確化するという意図も含まれています。

----:ロータスといえば軽量コンパクトなスポーツカーというイメージが強いのですが、大きくなり重くなるデメリットをどう解決したのでしょうか。

ベッカー:サスペンションのセッティングにより、走ってる際にその重さを感じることはほとんどありません。

----:今回「ロータスDPM(ダイナミック・パフォーマンス・マネジメント)」という電子制御がデバイスが搭載されています。電子制御の介入によりせっかくの走りがスポイルされてしまうのでは?

ベッカー:その為にABS以外の全ての制御をオフにすることができます。1,180kgの車重に350psという出力は、一般的なドライバーには扱いづらいこともあるので、安全の為に搭載しています。しかし、走行中にその介入を感じることはほとんどありません。

----:エキシージSの性能を最も引き出すことのできるステージは。

ベッカー:どのようなシチュエーションでも楽しんでいただける車です。全天候型のタイヤを装着しているのはその為です。特にサーキットを楽しみたいというカスタマーの為に、サーキット向けのサセッティングとタイヤを装着したレースパックというオプションも用意してます。ただ、レースパックを装着しなくてもサーキットで充分楽しんでいただける車に仕上がっています。

《橋本 隆志》

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