日産自動車とニスモは7月16日、モータースポーツに関しての新たな取り組み「ニスモグローバルドライバーエクスチェンジ」を発表した。
「ニスモグローバルドライバーエクスチェンジ」は、日産/ニスモから参戦する世界各国のレーシングドライバーに、世界各国でのレースに参戦する機会を与えるプログラム。新プログラムを最初に適用するドライバーは、ルーカス・オルドネス(スペイン)。
オルドネスは、レースゲーム「グランツーリスモ5プロローグ」を使って現実のレーサーを発掘する「GTアカデミー」出身の異色ドライバー。今回オルドネスは、「ニスモグローバルドライバーエクスチェンジ」の一環として、現実の世界でNISSAN GT-RでSUPER GTを戦う。
3度に渡るル・マン24時間への挑戦、2012年のプチ・ル・マン(アメリカ)のNISSANデルタウイング完走、2011年のインターコンチネンタル・ル・マンカップ(ILMC)でのチャンピオン獲得など、GTアカデミーの初代勝者であるオルドネスは、現実のレースでも多くのレーシングキャリアを積んできた。
オルドネスは、7月19・20日に鈴鹿サーキットで行われるSUPER GTの公式テストに参加。そして8月17・18日に行われるSUPER GTラウンド、鈴鹿1000kmでは、星野一樹、佐々木大樹とともに、NDDP RACINGのNISSAN GT-R NISMO GT3でGT300クラスに参戦する。
また、各国の名門レースに、複数のニスモグローバルエクスチェンジドライバーが、日本の横浜を拠点とする新たなニスモワークスチーム「ニスモアスリートグローバルチーム」より参戦する。