マツダの米国法人、マツダノースアメリカは7月5日、2014年モデルの『マツダ6』(日本名:『アテンザ』)の詳細を明らかにした。
米国向けのアテンザにとって、2014年モデルは発売2年目。日本仕様と同じく、「i-ELOOP」(アイ・イーループ)が設定されたのが特徴だ。
i-ELOOPは、減速エネルギー回生システム。走行中にアクセルをオフした瞬間から、車が減速する際の運動エネルギーを電気エネルギーに変換。キャパシターに蓄電して、電装品などの電気エネルギーとして再利用するシステムだ。マツダのシステムでは、乗用車の減速エネルギー回生システム用蓄電器としては、世界初となるキャパシターを使用。
i-ELOOPは米国では、2.5リットル直列4気筒ガソリン「SKYACTIV-G」エンジンとの組み合わせを用意。米国EPA(環境保護局)高速燃費は、40マイル/ガロン(約17km/リットル)。i-ELOOP非装着車の38マイル/ガロン(約16.1km/リットル)に対して、5.3%の燃費向上を実現した。
マツダノースアメリカは、「2014年モデルは、ガソリンエンジン搭載の競合車の中で、最高の高速燃費性能になるだろう」と説明している。