7月14日に行われたホンダ・インディ・トロントの2日目のレースで、ポールポジションからスタートしたスコット・ディクソンが、前日に続く圧倒的なレース運びを見せ、トロントでの2連勝、そしてシリーズでの3連勝を飾った。ディクソンはこの2日目のレースを最後から2周目に起こった事故によるコーションの中、チェッカーフラッグを受けることとなったが、レース中にも30秒以上のリードを広げる強さを見せた。彼はトロントのダブルヘッダーの週末のスウィープによって、SONAX・パーフェクト・フィニッシュ賞の10万ドルを獲得した。「僕はただチームの為にハッピーなだけだ」とディクソンは語った。ディクソンはダリオ・フランキッティとセバスチャン・ブルデーを越えるインディカーシリーズでの32度目の勝利を収め、単独の7位でリストに名前を連ねることとなった。アル・アンサー・Jrの持つ34勝(オーバルでの9勝・ロード/ストリート・コースでの25勝)という記録が彼の次のターゲットとなる。ちなみにディクソンの記録は、オーバルでの17勝とロード/ストリート・コースでの15勝である。「もし僕達がもっと多くの勝利を得ることができれば、何か正しいことをしているに違いない。僕はその為に多くのものを、チームが行ったと評価する」と彼はチームの努力を称賛した。エリオ・カストロネベスはチャンピオンシップ・スタンディングで、このレースにハンター=レイから39ポイントをリードして及んだが、ディクソンはこの勝利で2番手に浮上、その差は29ポイントに縮まった。「ここ2週間は結構大きな転換だった。僕は自分達が、この勢いを続けることを期待している」とディクソンは付け加えた。セバスチャン・ブルデーは2連続表彰台フィニッシュ(1日目は2位で、2日目は3位)を果たし、フランキッティが4位、E.J.ヴィソが5位でフィニッシュすることとなった。尚、佐藤琢磨は最後の2ラップで起こったハンター=レイとウィル・パワーの衝突に巻き込まれ、その時点でトップ10を走っていたが、残念なリタイアとなってしまった。■ホンダ・インディ・トロントの2日目の結果1. スコット・ディクソン2. エリオ・カストロネベス3. セバスチャン・ボーデ4. ダリオ・フランキッティ5. E.J.ヴィソ6. チャーリー・キンボール7. マイク・コンウェイ8. ジャスティン・ウィルソン9. マルコ・アンドレッティ10. アレックス・タグリアーニ11. ジョセフ・ニューガーデン12. サイモン・パジェノ13. グラハム・レイホール14. シモーナ・デ・シルベストロ15. セバスチャン・サーベドラ16. トリスタン・ヴォーティエ17. カルロス・ムニョス18. ウィル・パワー19. ライアン・ハンター=レイ20. 佐藤琢磨21. ジェームズ・ヒンチクリフ22. エド・カーペンター23. ジェームズ・ジェイクス24. トニー・カナーン
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