【スバル フォレスター2.0XT EyeSight 試乗】XVとも棲み分けられた本格SUV…島崎七生人

試乗記 国産車
スバル フォレスター2.0XT EyeSight
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5月にアメリカIIHS(ハイウェイ安全保険協会)の2013年安全評価で、最高評価「トップセーフティビッグ+」獲得…の発表があった『フォレスター』。スバルにとって同評価の獲得は『レガシィ』『アウトバック』についで3車種目となる。

その『フォレスター』を後発の『XV』と比較しながら試乗してみた。すると改めて実感したのは、両車の棲み分けが明確だということだった。『フォレスター』は走破性の高さが自慢のワゴン寄りのモデルだったが、第4世代の現行モデルでは本格SUVへと発展的に進化。一方、小気味よい走りは今は『XV』が受け持っているという訳だ。

アメリカ市場の声が反映されただけあり、とにかく室内がゆったりと広い。天地のゆとりがたっぷりとられ、ガラスエリアも広いのは、クラスを超えた魅力だ。奇をてらわない造形の室内デザインも、落ち着きがあり好感がもてる。5名乗車時でもラゲッジスペースが十二分に広いのも実用的だ。サイドシル幅が細身で、足をクルマに寄せて乗降できるのもありがたい。

ターボ車だがインタークーラーへの通風ダクトはフード裏にあり、フードはスッキリとしているし、フード上のプレスラインが、運転席から“ノーズ形状”を自然に感じさせてくれる。

乗り味は心地よく安定したSUVらしいもの。低速での揺れ、入力をいなしてくれる感じが増せばなおいいが、走行中の安定感の高さはAWDならではだ。280ps/35.7kg-mの2リットルターボはもちろんパワフル。だが、なめらかに走らせれば、JC08モード燃費(13.2km/リットル)を大きく凌ぐ実燃費も確認できた。

■5つ星評価
パッケージング:  ★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:   ★★★★★
フットワーク:   ★★★★
オススメ度:    ★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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