米国自動車最大手のGMと、中国自動車大手の上海汽車(SAIC)、五菱汽車の3社合弁、上汽通用五菱汽車(SGMW)は6月18日、重慶市において新工場の起工式を行った。新工場は、11億ドル(約1050億円)を投資して建設するもの。2014年に操業を開始する予定で、当初は年産40万台を見込む。GMのグローバルな先進の生産システムを導入し、主に小型商用車を組み立てる計画。上汽通用五菱汽車は2012年、中国で年間140万台以上を販売。中国小型商用車メーカーのトップに立った。2013年1‐5月実績は、68万台を超えている。上汽通用五菱汽車の本社は、広西チワン族自治区の柳州市。本社工場の年産能力は80万台だ。また、山東省青島市の工場が50万台、2012年11月に柳州市で稼働した「宝駿」ブランドの工場が40万台の年産能力を持つ。2015年末までに、上汽通用五菱汽車は年産200万台以上の生産を目指す。今回、着工した重慶市の新工場が、目標達成に重要な役割を果たすことになる。
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