オペル、ベラルーシでコルサをセミノックダウン生産へ…2014年から

自動車 ビジネス 企業動向
オペル コルサ
  • オペル コルサ

米国の自動車最大手、GMの欧州部門のオペルは6月13日、『コルサ』の生産を2014年から、東欧のベラルーシで開始すると発表した。

コルサはかつて、日本でも『ヴィータ』として販売されていたモデル。『アストラ』の下に位置し、オペルの欧州主力コンパクトカーのひとつがコルサ。

今回のGMの発表は、GMロシアとベラルーシの企業、ユニソン社の合意を受けてのもの。両社の合意によると、ユニソン社がコルサをセミノックダウン方式で組み立てる。3ドアハッチバックはオペルのドイツのアイゼナハ工場から、5ドアハッチバックはスペインのサラゴサ工場から、それぞれセミノックダウン状態の部品を、ベラルーシのユニソン社へ輸送する。

生産が始まる2014年度は、7000台の組み立てを予定。ユニソン社は完成したコルサを、ベラルーシ国内だけでなく、ロシアやカザフスタンに出荷。GMロシアとユニソン社との契約は2017年までで、コルサに続く生産車を追加することも検討している。

オペルの欧州生産担当、ピーター・トム副社長は、「ベラルーシでのコルサの組み立ては、現地で販売する車種は現地で生産するという理念に沿うもの」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集