韓国ヒュンダイモーター(現代自動車)と北京汽車の中国合弁、北京現代は6月3日、中国における5月のヒュンダイ車の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、3か月連続の8万台超えとなる8万2526台。前年同月比は32.3%増と大きく伸びた。
ここ数年、ヒュンダイの中国新車販売は急成長。2004年4月には1万台に過ぎなかったが、2008年1月には3万台に到達。2009年4月に5万台を売り上げると、その後は右肩上がりで、2010年9月に7万台、2012年9月に8万台を達成していた。
新車販売が伸びている背景には、2012年に中国第3工場が完成し、年産40万台が可能になったこと。これにより、スムーズな納車が行える体制となった。2012年9月以降は、尖閣問題によって販売が急減速した日本車のシェアを奪った側面もある。
5月の車種別実績では、入門車の『アクセント』が新旧合わせて3万0172台と牽引。小型セダンの『エラントラ』は、4.3%減の1万5413台と後退。中型セダンの『ソナタ』は8.2%増の1万0078台、SUVの『ix35』(『ツーソン』)は、53%増の1万2006台と大幅な伸び。
同社は2012年、中国で年間86万台を販売。中国内の自動車メーカーで、4位につけている。