京成電鉄と東京都は6月12日、押上線押上~八広間で実施している連続立体交差事業(連立事業)について、8月24日始発から上り線を高架線に切り替えると発表した。
この連立事業は東京都が道路整備の一環として実施している都市計画事業。墨田区内の押上1丁目(押上駅)から八広6丁目(八広駅)までの2.3kmのうち、約1.5kmの線路を高架化する。途中の京成曳舟駅が高架駅となり、8か所の踏切が解消される。概算事業費は約310億円。都市計画法に基づく事業認可を2000年11月に受けて事業に着手し、2008年8月から工事を進めてきた。
今回の上り線切替により京成曳舟駅の上りホームも高架化され、3階が上りホーム、2階が改札口になる。地上と改札口はエレベーター、改札口と上りホームはエレベーターとエスカレーターで結ばれる。下り線のホームと改札口は今回の切替では変更しない。
上り線の切替後は下り線高架橋の工事を引き続き進める。関連側道の整備などを含む全体の事業期間は2016年度までの予定。