【レクサス IS300h Fスポーツ 試乗】プレミアムスポーツの新しい道筋を感じるハイブリッドモデル…諸星陽一

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レクサス IS300h Fスポーツ
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フルモデルチェンジしたレクサス『IS』のなかで、もっとも受注をされているハイブリッドモデル「300h」。

レクサスISの6月初旬での受注台数は約5000台で、そのうちの約7割がハイブリッドモデルのIS300hだという。少し前の時代なら、プレミアムスポーツといえば使うガソリンの量なんて気にしない…的な風潮があったが今はかなり状況が異なる。

IS300hのセッティングはあるでは意味ハイブリッドをまったく意識させないし、ある意味ではハイブリッド然としているものだった。

普通にアクセルを踏んで、軽快にクルマを走らせようとするとエンジンとモーターが上手に協調し、モーターが介在していることをまったく意識することなくシームレスに走らせることができる。パワーユニットは2.5リットル直4+モーターでシステム出力は220馬力なのだが、モーターとエンジンがそれぞれの得意分野を上手に担当するため、もっとパワフルに感じる。

一方、ドライブモードセレクトでECOをチョイスし、アクセル操作を慎重に行うとフラットな路面で60km/h、下り坂なら80km/h程度までEV走行が可能。これにはかなり驚かされた。EV走行中はきわめてスムーズで静粛性はすこぶる高い。

ハンドリングは素直で気持ちのいいもの。Fスポーツはスポーツサスペンションが装着され引き締まった足まわりとなるが、決してガチガチではなくよく動く足まわりだ。ただしロールはよくおさえられている。またハイブリッドモデルは重いバッテリーを低い位置に積むため重心が低くなり、それが安定感を高める要因のひとつとなっている。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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