インディカーは6月7日、KVレーシング・テクノロジーの女性ドライバー、シモーナ・デ・シルベストロが、忙しいレースの週末の間にかねてから念願だったテキサス州のラインダンスの教室に参加し、45分間のセッションを楽しんだことを公開した。
テキサスを含むアメリカ南部のカウボーイやカウガール達がカントリーソングに合わせて、グループであらかじめ振り付けされたステップを踏むラインダンスを、スイス生まれのデ・シルベストロは以前から機会があれば習ってみたいと思っていたとのことである。
「大きなグループがダンスを学んでいました。だから多くの人達がいて、とてもクールでした。なぜなら抵抗なく仲間入りできたからです。私はひどいダンサーなので、ラインの中にいる方が簡単だと考えました。なぜかと言うと周りを見て、何が起こっているかを知ることができるからです。でも、ほとんどの人達は私と同じように混乱していました。それでもそれはとても楽しかったです。アメリカに来て以来、何年もこの時を楽しみにしていました。私は『絶対あのダンスがしたい!』と思っていましたが、どこへ行けば良いのか知りませんでした。だからテキサスでのレースの機会に教室に行けたことは、本当に楽しい経験でした」とカウボーイブーツとジーンズの本格的な身なりをした彼女は語った。
デ・シルベストロはラインダンスの勉強を続けるために「チート・シート」と呼ばれるステップの教本を持ち帰り、6月8日のファイアストーン500レースが終了した後、仲間のドライバー達にステップを教えることもあり得るかも知れない。