英国のUKIPメディア&イベント社は6月5日、「グリーンエンジンオブザイヤー2013」を発表した。フィアットの2気筒エンジン、「ツインエア」のCNG(天然ガス)仕様が、初めて選ばれている。
エンジンオブザイヤーはクルマの心臓部、エンジンに着目して優れたエンジンを選出するもので、今年が15回目。5月時点で少なくとも世界1か国以上で販売されている乗用車のエンジンを対象に、世界84名のジャーナリストが投票を実施。グリーンエンジンオブザイヤーはその部門賞で、環境性能に重点を置いて選考が行われた。
グリーンエンジンオブザイヤー2013の結果は以下の通り。
1:フィアットの875cc 2気筒ターボ「ツインエア」のCNG(184点)…フィアット・パンダ/500Lなど
2:GMの1.4リットル直4ターボ+モーター(181点)…シボレー・ボルト/オペル・アンペラ
3:テスラのEVパワートレーン(139点)…モデルS
4:フォードの1.0リットル直3ターボ「エコブースト」(137点)…フィエスタなど
5:マツダの2.2リットル直4ターボディーゼル(126点)…アテンザ、CX-5など
6:トヨタの1.8リットル直4+モーター(94点)…プリウスPHV
フィアットの2気筒エンジン、「ツインエア」のCNG(天然ガス)仕様が、初の栄冠。GMのシボレー ボルト/オペル アンペラ用の1.4リットル直4ターボ+モーターの2年連続受賞に、待ったをかけた。
ツインエアのCNG(天然ガス)仕様は最大出力80ps、最大トルク14.3kgmを発生。欧州複合モード燃費32km/リットル、CO2排出量86g/kmの高い環境性能と、わずか10ユーロ(約1280円)で340km走行できる天然ガスのコストの安さが高い評価を集め、受賞につながった。