トヨタカローラ徳島の北島義貴社長は5月28日都内で講演し、「お客さんがモノとつながる、また我々ディーラーとつながる、あるいはメーカーと直接つながる、そのプラットフォームになるのが我々」との考えを示した。
北島社長は、企業向けクラウド大手、米セールスフォース・ドットコムが主催するイベントの基調講演に登壇し、「トヨタ自動車では『プリウスPHV』を通じて、つながるサービスをセールスフォースとともに開発して、お客さんに提供しているが、もっともっと色んな車につながるサービスがついてくると思う」と指摘。
その上で「色んなモノがつながりを持つ。その代表的なものが車だろう。そのようにお客さんがモノとつながる、また我々ディーラーとつながる、あるいはメーカーと直接つながるということで、そのプラットフォームになるのが我々になる」と強調した。
さらに「しかも車というのは時速100kmで走って、曲がって、止まるわけだから、必ずそこにはメンテナンスが必要で、そのメンテナンスを安心であったり、安全であったり、形はないが、そういったソフトの部分で、お客さんのハートの部分も含めて、ご満足頂けるような、ブランドをつくっていける、そんなディーラーにならなければいけない」と述べた。
また「トヨタ自動車の豊田章男社長が『もっといいクルマをつくろうよ』というメッセージを常々いっているが、我々のようなディーラーだからできる『もっといいクルマをつくろうよ』を完結する、そのプロセスを担っていけるように、ディーラーはなっていくと思う」とも語った。