WRCは5月27日、F1モナコグランプリのサポートイベント、ポルシェ・モービル1・スーパーカップレースでWRCフォルクスワーゲンチーム所属のフランス人ドライバー、セバスチャン・オジエがライバルの同国人、セバスチャン・ローブよりも上位でフィニッシュしたことを公表した。
オジエはこのレーストラックでのデビューで、26台中13位でフィニッシュし、ローブは全く同じポルシェ911GT3を運転して16位に終わった。
オジエの所属した「チーム・オールユーニード・プロジェクト1」のチームメートであるショーン・エドワーズが勝利を収め、FIAワールドラリーチャンピオンシップのドライバーで最高の成績だったオジエは、このレースが素晴らしい経験だったと語った。
「この夢を果たすことができて、とても感謝している。モナコをラリーの視点で経験できたことは、自分にとってとてもスペシャルだった。センセーショナルなレースをして、レース前に幾つかの貴重なアドバイスをくれたショーンにお祝いを言いたい。僕は良いレースをして、スタートの直後に順位を少し回復することができた。僕のベストラップは、ショーンからそれほど遅れてはいなかった。ポルシェでほんの半日しかプラクティスできなかったことを考えると、本当に悪くはない結果だ」
「フィールドで順位を上げようと奮闘したが、モナコでオーバーテイクするのはほとんど不可能だった。今はとてもハッピーで、ラリーギリシャを楽しみにしている」とオジエは語った。
フォルクスワーゲン・モータースポーツのディレクターであるジョスト・カピートは「特にレーストラックでの彼の経験不足を考えると、セバスチャンは素晴らしいパフォーマンスをした。それはただ彼の運転技術の高さを見せたもので、彼のレース結果にお祝いを述べたい」と語った。