今週末のモナコGPでは、2ストップが平均的なピット回数になるとタイヤサプライヤーのピレリが予想している。ポール・ヘンベリーによると、最近のレースに比べてデグラデーションは少なめになると予想しているという。
前回のスペインGPでは、優勝したフェルナンド・アロンソを含む大多数が4度のピットストップを行ったが、過去のモンテカルロの経験を加味するとピット回数はかなり少なくなるというのがヘンベリーの意見だ。
「バルセロナとモナコのコース特性はまったく違います。タイヤ磨耗もデグラデーションも非常に軽くなります。平均するとピットストップは2回に収まるでしょう。ただしストラテジーの重要性が薄れるということではありません。過去のモンテカルロのレース同様、十人十色のストラテジーを選びながらも、フィニッシュの頃には収束するはずです」
「モナコではご存知の通り、コース上のオーバーテイクが非常に困難です。オーバーテイクが難しい分、予選順位の重要度は増します。スタート位置が不利でもそれを補うべく戦略の知恵を絞ってくるでしょうね」