【VW ゴルフ 発売】「継承される幅広いCピラー」開発責任者ウルリヒ・ハッケンベルク氏

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VW・新型『ゴルフ』
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7代目となったフォルクスワーゲン『ゴルフ』は、初代から連綿と続くデザイン言語を持っている。発表会ではビデオにてフォルクスワーゲンの開発総責任者である、フォルクスワーゲンブランド研究開発担当取締役のウルリヒ・ハッケンベルク氏がその考え方を示した。

ハッケンベルク氏は、1972年にアーヘン工科大学で自動車工学を学んでいた時、ヴォルフスブルクのフォルクスワーゲンを訪ねたことがあったという。「ある実験室の片隅にカバーのかかったクルマが置かれていました。こっそりとカバーをめくると、車軸の位置で私はうわさで聞いたゴルフだと確信しました。そこから私とゴルフとの人生が始まったのです」と出会いを振り返る。

初代ゴルフのスタイルは当時からとても新鮮だったとハッケンベルク氏。「誕生からゴルフはユニークで優れた機能と、今日まで変わらぬデザイン言語である、プロポーションや幅広いCピラーなどを持っていたのです」と話し、その個性的な特徴がのちにひとつのアイコンになったとする。

ゴルフはこのアイコンを7世代にわたって継承し、伝統を守り続けた。ハッケンベルク氏は、「とてつもないことで、開発がとても大変だということを意味します。なぜなら、デザイン言語は大幅に変えることが出来ないからです。デザイナーは(デザイン言語によって)与えられたフォルムも流行も意識したうえで、さらに発展させなくてはならないのですから」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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