5月19日、MotoGP第4戦・フランスGPがル・マン・サーキットで開催。雨天の中行われた決勝レースをダニ・ペドロサ(ホンダ)が制した。
前戦スペインGPから2連勝を達成したペドロサは、オープニングラップでは、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)に続いて3番手だったが、5周目にトップに浮上。その後、オーバーランで大きくタイムロスし、ドヴィツィオーゾに再び抜かれるが、レース折り返しの14周目にトップに立つと、それからはジリジリとリードを広げ、終盤には2番手以下に大きなリードを築く独走となった。
この優勝でペドロサは、ウェイン・レイニー、ロレンソと並び、最高峰クラスで通算24勝目。総合ポイントでは首位に浮上した。
一方、マイク・マルケス(ホンダ)は、今季2度目のPP獲得をしたものの、スタートに失敗し大きく出遅れる。しかし、レース中盤からは快調にラップを刻み、さらに転倒車が続いたこともあり、ポジションを上げていく。レース終盤には、ファステストラップを連発して3番手を走るドヴィツィオーゾに追いつき、ラスト3周でパス、さらに2番手を走るカル・クラッチロー(ヤマハ)の背後に迫る追撃を見せたが、3位でフィニッシュとなった。
マルケスは、これで開幕戦から4戦連続表彰台を獲得。1998年にマックス・ビアッジがホンダで記録したルーキーの開幕から4戦連続表彰台という記録に並んだ。今大会を終えて総合ポイントでペドロサが首位に浮上、これまで首位だったマルケスが5点差で総合2位となった。
■MotoGP 第4戦(フランス)
1位:ダニ・ペドロサ(ホンダ)
2位:カル・クラッチロー(ヤマハ)
3位:マイク・マルケス(ホンダ)
4位:アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)
5位:ニッキー・ヘイデン(ドゥカティ)
6位:アルバロ・バウティスタ(ホンダ)
■ポイントスタンディング
1位:ダニ・ペドロサ(ホンダ)83P
2位:マイク・マルケス(ホンダ)77P
3位:ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)66P
4位:カル・クラッチロー(ヤマハ)55P
5位:バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)47P
6位:アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)39P