インディアナポリス500マイル・レースの公式練習は7日目を迎えた。
近年、この日からターボに予選仕様の高い過給圧が許される。したがって、単独走行でも更なるスピードアップが見込まれるのだ。
午後から雨が降るという予報のため、「ファスト・フライデー」での各チームの動き出しは早かった。
正午にグリーン・フラッグが降られると、12時40分にはヒルデブランドが226.943マイル/hの今年のベスト記録をたたき出した。
そして、その5分後にはアンドレッティが単独走で227マイル台に乗せた。記録的には228マイル台が連発され、ついにはE.J.ビソが229.537マイル/hという驚愕のスピードを出すが、これらはいずれもトウを使ってのものだった。
3時15分に予報通り雨が降り出し、やがて雷を伴う大雨となり、プラクティスは打ち切られた。
この日は上位8台をシボレー・エンジン勢が占め、シボレー優勢は予選仕様でも変わらないようだ。
ホンダのトップは9位のフランキッティで佐藤琢磨が10位と続いた。
18日はポール・ポジションの決定する予選初日「ポール・デー」だ。