ハンコックタイヤが、フォルクスワーゲンのSUV『ティグアン』と『タイロン』に、プレミアムサマータイヤ「ベンタス evo SUV」を純正装着タイヤとして供給する。
ティグアン向けには17インチから20インチまで6種類のサイズを用意。ドイツ国内だけで100万台以上が登録されているベストセラーモデルの各バージョンに対応する。一方、5人乗りまたは7人乗りを選択できるクロスオーバーSUVのタイロンには5サイズを展開する。
タイヤ開発にはフォルクスワーゲンが密接に関与し、快適性と性能のバランスに加え、可能な限り低い騒音レベルを目指した。ベンタス evo SUVは、SUVセグメントのニーズに合わせて綿密に設計されたトレッドデザインと、長い走行距離と優れたハンドリング性能を実現する革新的な素材配合が特徴だ。安全性を損なうことなく、これらの性能を両立させている。
ティグアンとタイロンの純正装着タイヤには特別なラベルが付けられる。タイヤ側面の円の中にプラス記号があり、これはフォルクスワーゲンの正確な仕様に基づいて開発され、新車への装着が承認されたことを示している。ベンタス evo SUVの開発と微調整はドイツ・ハノーバーのハンコック技術センターで行われ、生産はハンガリーのラーツァルマーシュにある欧州工場で実施される。
ベンタス evo SUVの開発では、ティグアンとタイロンの快適性重視の走行特性に焦点を当てた。同時に、タイヤエンジニアは低騒音レベルを重視した。綿密なトレッドデザインと特別に調整されたトレッド素材の配合により、低いロードノイズを実現している。66デシベル未満の騒音レベルでフォルクスワーゲンの仕様を満たし、2つのSUVモデルの最大総騒音レベル68デシベルに大きく貢献する。
ティグアンとタイロン向けハンコックプレミアムタイヤのその他の特徴として、トレッドブロックのサイズと配置に焦点を当てた「オプティピッチ技術」や、騒音低減効果のある「カーフデザイン」がある。「デュアルピッチ技術」は、トレッドの内側と外側のブロック数を最適化し、コーナリング時の最大ステアリング精度を確保するとともに、ロードノイズも低減する。さらに、開発エンジニアはトレッドの高さを調整し、トラクション、制動性能、コーナリング安定性、最大走行距離を損なうことなく騒音を低減した。
ハンコックは、2つのフォルクスワーゲンモデル向けベンタス evo SUVタイヤを、実験室のテストベッドでの試験だけでなく、テストコースでの過酷な条件下でも評価した。各タイヤサイズは、振動コースとニュルブルクリンク北コースの両方でその性能を実証する必要があった。エンジニアは17インチ、18インチ、19インチサイズのベンタス evo SUVを最大限の乗り心地を実現するよう設計し、20インチタイヤはよりスポーティな特性を持たせている。










