阪神阪急HD3月期決算、阪急うめだ梅田グランドオープン効果などで増収

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阪神阪急ホールディングスが発表した2013年3月期の連結決算は、経常利益が前年同期比14.6%増の749億1400万円と増益となった。

売上高は同5.0%増の6824億3900万円と増収となった。不動産事業でマンション分譲戸数が好調だったほか、前年は旅行事業、ホテル事業を中心に東日本大震災の影響を受けていたこともあって反動で増収となった。

都市交通事業では、営業収益が阪急百貨店うめだ本店のグランドオープン効果や、沿線人口の増加などにより阪急線・阪神線ともに運輸収入が増加して同0.5%増と微増だった。

阪急電鉄の輸送人員は同1.1%増の6億1532万4000人となった。定期外が同0.8%増、定期が同1.4%増だった。阪神電鉄の輸送人員は同1.2%増の2億2113万3000人となった。定期外が同1.0%増、定期は同1.3%増だった。

都市交通事業の営業利益は、増収効果や減価償却費が減少したため、増益となった。

全体の営業利益は同19.1%増の879億2100万円と増益となった。当期純利益は同1.1%増の397億0200万円となった。

今期の通期業績見通しは、売上高は同1.8%減の6700億円と減収となる見通し。営業利益が同4.5%減の840億円、経常利益が同3.9%減の720億円、純利益が同5.8%減の420億円となる見込み。

《レスポンス編集部》

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