JR貨物、輸送障害や地震で134本運休も輸送量は増加…4月

鉄道 企業動向

JR貨物は、4月の輸送動向を発表した。

4月は上旬に大型低気圧の接近などによる輸送障害、中旬には淡路島地震に伴う運転規制の影響を受け、月全体で高速貨132本、専貨2本が運休となった。

荷動きについては、海外景気の低迷を受け輸出を中心に生産減少の影響があったものの、一部顧客のモーダルシフトの進展に加え、平日稼働日が多かったこともあり、月全体では前年を上回った。

コンテナ貨物は、自動車部品、化学薬品などが前年を下回ったものの、積合せ貨物、紙・パルプなどが前年を上回り、全体では前年同月比1.7%の177万6000トンとなった。自動車部品は国内需要の減少で同7.6%減、化学薬品は一部顧客の輸送中止により同3.6%減と、それぞれ減送となった。

積合せ貨物は一部顧客の専用列車の運行開始などにより増送となった。紙・パルプは震災により被災した生産拠点の復旧により増送となった。

車扱貨物は、石油が一部区間での輸送終了に伴い前年を下回ったものの、セメント・石灰石などが、前年に工場の定期修理があったことなどの反動により増送となり、全体では同2.3%増の70万6000トンとなった。

《レスポンス編集部》

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