米国の自動車大手、フォードモーターのロシア合弁、フォードソラーズは5月14日、ロシアに新たなエンジン工場を建設すると発表した。
新工場は、2億7400万ドル(約280億円)を投資して建設されるもの。タタルスタン共和国のエラブガ市に位置し、同エリアでは初の乗用車用のエンジン工場となる。
操業を開始するのは、2015年12月の予定。当初、年産ユニット数は最大10万5500基を想定しているが、フォードソラーズによると、最大年産能力は20万基を有する工場になるという。
新工場では、1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジンを生産。最大出力は85ps、105ps、125psの3種類がある。ロシアで現地生産される小型SUV、新型『エコスポーツ』に搭載される。
2015年に操業を開始する新工場では、500名を雇用する計画。同社は将来、さらに雇用を増やす予定としている。