スウェーデンのボルボカーグループは5月13日、新世代の4気筒エンジンの生産を開始したと発表した。
この4気筒エンジンは、2012年12月に発表されたユニット。新世代の「VEA」(ボルボ・エンジン・アーキテクチャー)と呼ばれ、燃料効率に優れる完全新設計の4気筒エンジンファミリーを指す。
新4気筒エンジンの生産は5月13日、ボルボカーズのスウェーデン・ショブデ工場で開始。ガソリンとディーゼルの2種類のエンジンが、同一ラインで組み立てられる。
すでにボルボカーズは、ショブデ工場におよそ20億クローナ(約308億円)を投資。新世代エンジンの生産に備えてきた。新4気筒エンジンは、ボルボカーズが独自開発したもので、現行の6気筒を上回るパフォーマンスと、現行4気筒を超える燃費性能を追求する。
ボルボカーズのパワートレイン技術担当、デレック・クラブ副社長は、「今日、ボルボカーズの歴史に新たなマイストーンを刻んだ。新エンジンファミリーは、ドラビングプレジャーと燃費を重視して開発」とコメントしている。