三菱自動車工業は4月23日、「アウトランダー PHEV」の原動機や発電機に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2013年1月17日~同年3月13日に製作された3839台。
不具合は3ヵ所で(1)フロントモーターを制御するフロントパワードライブユニット(FPDU)とリヤモーターを制御するリヤモーターモントロールユニット(RMCU)が車両起動時に誤認識して起動後に発進不能となり、一定以上アクセルペダルを踏み込むと車両が急に動き出すおそれがある(2)オイル漏れにより発電機内のベアリングが破損し、フェールセーフ状態となり再始動不可となる(3)オイル漏れにより原動機内のベアリングが破損し、フェールセーフ状態となり再始動不可となる。
(1)については全車両、プログラムを書き換える。(2)は発電機を良品に交換し、(3)は原動機を良品に交換する。
不具合は、(1)で3件起きており、社内からの情報で発見した。事故は起きていない。