【全日本MX 第2戦】ヤマハ、平田優が総合5位

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総合5位を獲得した#3 平田優選手(YZ450FM)
  • 総合5位を獲得した#3 平田優選手(YZ450FM)
  • 総合6位を獲得した#13 田中教世選手(YZ450FM)
  • コースサイドで田中選手に応援をおくるYSP応援団

4月21日、全日本モトクロス第2戦がウエストポイント オフロードヴィレッジ(埼玉県)で開催された。土曜日の午後から降り出した雨は、決勝日になっても止まず、開幕戦に続きマディコンディションでのレースとなった。

前日の予選は、田中教世(ヤマハ)が開幕戦の勢いそのままにホールショットから独走して1番グリッドを獲得。一方の平田優(ヤマハ)も5番グリッドを確保しており、2人ともに今季初優勝の獲得に向けて決勝に臨んだ。

第1ヒート、混乱のスタートから1周目をトップでクリアしたのは熱田孝高(スズキ)、小方誠(ホンダ)が2番手、田中は5番手、その直後の6番手に平田が続く。序盤から多くのライダーがマディの餌食となるなか、平田が4番手まで浮上。一方の田中は7番手に順位を落としてしまう。

トップ2の熱田、小方が大きく先行するなか、平田は小島庸平(スズキ)、成田亮(ホンダ)とのバトルから3番手を狙う。しかしそのなかで5番手に順位を落とし、その後もポジションアップはできなかったが、後半は安定感のある走りでポジションをキープし、終盤にアクシデントに見舞われた成田をかわして4位でフィニッシュした。

一方の田中は、序盤の7番手から順位を挽回して平田に続く5位でチェッカーを受けた。熱田と小方よるトップ争いは、最終ラップまでもつれ込み、最後は小方が競り勝って優勝、2位は熱田、3位は小島となった。

天候こそ回復したものの、依然マディのなかで行われた第2ヒート、上位でスタートを切った平田に対して、田中はスタートでのアクシデントにより最後尾からの追い上げを強いられてしまう。1周目を制したのは熱田、これに成田、小方が続き平田は7番手。最後尾からスタートとした田中はオープニングラップの混乱に乗じて怒濤の追い上げを見せ、11番手で2周目に入る。

レース序盤は、トップの熱田が逃げるなか、成田、小方、増田一将(ホンダ)、星野裕(カワサキ)に続く平田は、1本ラインのなかでマシンをプッシュし星野をかわして5番手とすると、さらに増田との差を縮め2番手争いの最後尾に加わる。ところが中盤に入り転倒して6番手に後退。すぐに再スタートを切った平田は、先行を許した星野を追い上げて再びかわし5位でチェッカーを受けた。

11番手で2周目に入った田中は、その2周目でさらに4人をかわして平田の後方7番手とすると、そこからさらに平田との差を縮めていく。ところがその後、2度の転倒があり上位グループからは離されてしまったが、そこからもう一度立て直して6番手とする。そして迎えた最終ラップ、ミスをおかして順位を落としてしまい最後は7位でゴールした。なお、優勝は独走で他を寄せ付けなかった熱田、2位は小方、3位には成田が入った。

■IA1 ヒート1
1位:小方誠(ホンダ)
2位:熱田孝高(スズキ)
3位:小島庸平(スズキ)
4位:平田優(ヤマハ)
5位:田中教世(ヤマハ)
6位:成田亮(ホンダ)

■IA1 ヒート2
1位:熱田孝高(スズキ)
2位:小方誠(ホンダ)
3位:成田亮(ホンダ)
4位:増田一将(ホンダ)
5位:平田優(ヤマハ)
6位:小島庸平(スズキ)

■IA1 ポイントスタンディング
1位:成田亮(ホンダ)85P
2位:小方誠(ホンダ)83P
3位:熱田孝高(スズキ)74P
4位:小島庸平(スズキ)71P
5位:平田優(ヤマハ)69P
6位:田中教世(ヤマハ)63P

《纐纈敏也@DAYS》

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