JR東海は、「ひかり」515号の歯車箱の一部破損していたことから、所有する全編成の台車を点検すると発表した。
同社によると、東京13時33分発、新大阪駅16時30分着の700系16両編成のひかり515号が新大阪駅に到着する際、車輪回転の異常を一時的に検知したことを示す表示灯が点灯した。
運転台で確認したところ、正常に走行できることが確認できたが、念のため車両交換をすることとし、以降の当該車両の運用を打ち切り、大阪仕業検査車両所に回送した。
この車両を調査した結果、10号車ナンバー1台車のアルミ合金製歯車箱の一部が破損していた。歯車は正常に動作する状態だった。破損により落失した部品の大半を夜間の巡回により京都~新大阪の線路内で発見したとしている。
同社では現在、歯車箱が破損した原因を調査している。
同社が所有するN700A、N700系、700系全編成の台車で点検する。