パテント・リザルトは、日本に出願されたレーンキープアシスト技術について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて参入企業に関する調査結果をまとめた。
アクティブセーフティ技術の一つであるレーンキープアシスト技術は、カメラ等で車線を認識し、ステアリング制御を行うことで車線内走行を維持するもの。本調査ではレーンキープアシスト技術関連の特許を集計し、各個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行った。
調査の結果、総合力ランキングでは、1位日産自動車、2位トヨタ自動車、3位本田技研工業となった。
1位日産の注目度が高い特許には、ステアリング操舵トルクだけでなく、スロットル開度も検出することにより、意図的な車線逸脱か否かを判断する技術が挙げられる。
2位トヨタは、車線逸脱時などに警報として操舵系に与えるトルクを状況に応じて適切に付与する技術が、3位ホンダは、現在の走行状態から近い将来の状態を予測し、操舵力を補正する技術に関するものが注目度の高い特許として挙げられる。
なお、総合力ランキングの4位は富士重工業、5位はデンソーだった。