3月の中国新車販売、10.7%増の203万台…月販新記録

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日産・シルフィ(北京モーターショー12)
  • 日産・シルフィ(北京モーターショー12)
  • トヨタ・カローラ(上海モーターショー11)
  • ホンダ スペリア(広州モーターショー12)

中国汽車工業協会は4月11日、中国における3月の新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は、月販台数としては過去最高の203万5100台。前年同月比は10.7%増と、2月の13.6%減から一転、2か月ぶりに前年実績を上回った。

2月実績が13.6%減と落ち込んだのは、旧正月の大型休暇、春節の影響。昨年は1月だった春節が今年は2月となり、ディーラー稼働日が少なかったのが、販売減の要因だ。

3月実績の203万5100台のうち、乗用車は158万5500台。前年同月比は13.3%増と、2か月ぶりに前年実績を上回る。また2013年1-3月実績は、前年同期比13.2%増の542万4500台。

そんな中、日系メーカーの3月中国新車販売は不振。日産は前年同月比16.6%減の約11万台と、2か月連続で前年実績を下回った。トヨタも11.7%減の約7万5900台と、2か月連続の前年実績割れ。ホンダも6.6%減の6万1108台で2か月連続のマイナスと、主要3社が販売を減少させた。

中国では2012年9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する不買の動きが広がった。その影響で日系メーカーは9月以降、新車販売の落ち込みが続いている。

《森脇稔》

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