「ファインテック ジャパン2013」が4月10日、東京ビッグサイトで開幕した。同展はディスプレー関連製品の見本市で、23回目を数える今回は550の企業・団体が出展。海外からも100社が参加した。
今回の目玉は、なんと言ってもフルハイビジョン(HD)の約4倍の解像度を持つ「4K」液晶だ。特設のコーナーが設置され、そこに東芝、LG電子、アストロデザイン、EIZO、シリコンサイン・ジャパンといった企業が最新の4Kディスプレイを披露した。
なかでも来場者を驚かせたのがシリコンサイン・ジャパンだ。なにしろその大きさが半端ではなく、幅7.3m、高さ4.1mと巨大だったからだ。しかも、鮮明で迫力映像が流れていたこともあって、ブースの前には常に多くの人が集まっていた。
また、東芝は今年上半期に発売予定の65型、84型4Kテレビを参考出品。「これからの大型テレビは4Kが当たり前になっていく」と同社関係者は見ており、すでに引き合いも多いということで、非常に期待しているそうだ。
一方、LG電子は5月上旬発売予定の84インチ4Kパブリックディスプレイを展示。IPSパネルの採用で視野角が非常に広く、ほぼ真横から眺めても映像の色味が変わらないという。
同展は12日まで開催され、主催者のリードエグジビジョンジャパンでは3日間で約7万5000人の来場を見込んでいる。