中国上海汽車の2012年通期決算、純利益は2.6%増

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上海汽車の栄威950(北京モーターショー12)
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中国の自動車大手、上海汽車(SAIC)は3月29日、2012年通年(1‐12月)の決算を明らかにした。売上高は、前年比10.6%増の4809億8000万元(約7兆6950億円)。純利益は、前年比2.6%増の207億5200万元(約3320億円)だった。

上海汽車は、GMやフォルクスワーゲンと中国合弁会社を設立。中国で、両社のブランド車を現地生産・販売している。これら合弁会社以外にも、上海汽車の自主ブランド車を中国で販売している。

同社の発表によると、売上高が前年比10.6%増と伸びたのは、2012年の世界新車販売(GMとフォルクスワーゲンの合弁分を含む)が、前年比12%増の449万台と増えたため。このうち、上海汽車の自主ブランドの中国新車販売台数は、新記録となる20万0017台。初の20万台超えを実現すると同時に、前年比は23.5%増と大きく伸びた。

20万台の内訳は独自の乗用車ブランド、ROEWE(栄威)が前年比11.9%増の12万7527台。上海汽車が傘下に収めた英国の名門、MGブランドが前年比51%増の7万2490台。

ROEWEブランドでは、2012年9月に発売した『950』の販売が好調。MGブランドでは、コンパクトカーの『MG3』が支持された。両ブランドともに、2012年は過去最高の販売実績を記録している。

《森脇稔》

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