JR九州は4日、2012年度の九州新幹線利用者数を公表し、博多~熊本間は前年度より微増、熊本~鹿児島中央間は微減となったことが分かった。
博多~熊本間の2012年度利用実績は909万4千人(一日平均24,900人)。各月の実績は夏から秋にかけて微減となっているものの、春と冬の好調さもあって、全体では対前年比101%となっている。
一方、熊本~鹿児島中央間の2012年度利用実績は499万1千人(一日平均13,700人)。博多~熊本間と同様に夏から秋にかけて各月の実績が伸び悩み、全体では対前年比97%の微減を記録した。ただ、九州新幹線の全線開通前の対前々年比161%でもあり、全線開通の効果は小さくないことも分かる。
また、九州新幹線列車系統別の乗車率も公表されており、博多~熊本間の乗車率は40%、熊本~鹿児島中央間の乗車率は34%を記録している(新大阪直通・九州内の合計)。