JR西日本は4月1日、広島鉄道病院の新築移転の概要を発表した。新病院としての建て替えは「中期経営計画2017」における地域活性化策の一環。
新病院の特徴は、高精度放射線治療センターとの連携、化学療法の強化や内視鏡治療部門の拡充などの「がん治療に強い急性期病院」、地元クリニックとの連携や地域ニーズの高い人工透析・緩和ケアの実施などの「地域医療連携の強化」、人間ドックの拡充といった「駅前立地などを活かした取組」が挙げられている。
新築移転先は広島市東区二葉の里3丁目で、現病院東隣接地の弊社用地内となる。病床数275床、診療科14科(消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、外科、整形外科、リハビリテーション科、小児科、皮膚科、産婦人科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、眼科、放射線科、麻酔科)。新築移転に伴う事業費は約90億円の見込み。
なお、新病院は2015年度中の開院を目指している。また、病院の新築移転に併せて医療法人の設立も検討しているとのこと。