電気自動車(EV)ベンチャーのSIM-Driveは3月27日、EV試作モデルの第3弾『SIM-CEL』を発表した。1、2号車に比べ外観が大胆に様変わりし、なかでものこぎりの刃のような形状のリアスポイラーが強い印象を与えている。
デザインを担当した畑山一郎プロジェクトマネージャーは「ただのスタイリングに終わらずに、機能を最大限に発生するデザインとした」と強調する。
そのひとつが「我々はシェブロンスポイラーと名付けたが、この形状により車体付近に小さな渦が発生し、その小さな渦が外側の流体の後流を引き寄せることで、Cd値を下げる効果があることがわかった」という。
さらに「前後に非常に長い車だが、シェブロンスポイラーでツートーンにすることで、車の後ろ側をもう少し短く、切れ上がったような、軽快にみせる効果もある。それでこの特徴的なスタイリングに至った」と明かした。