ベッテルに世界のメディアが集中砲火

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セバスチャン・ベッテル(レッドブル 2013年)
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3月25日月曜日の世界の主要新聞各紙は、マレーシアGPでチームオーダー無視をして優勝を奪いとったセバスチャン・ベッテルへの批判的な論調で埋め尽くされた観がある。

各紙の大見出しにWar(戦争)という言葉が多く使われていたのも驚きだが、論説ページではさらにベッテルの人格がこてんぱんに批判さている。

●タイムズ紙
「チームオーダーがあって裏切りがあった。セバスチャン・ベッテルはチームを裏切ることによって、F1史上最年少トリプルチャンピオンという一見純粋で華やかなイメージとは違った一面を露呈した。レッドブルチームを裏切りチームメートのマーク・ウェーバーからマレーシアGPの勝利を奪ったことで、彼の不道徳なまでのハングリーさが露呈した」

「彼は謝罪こそしたが、その言葉にはおなじみの攻撃的な単語が並んでいた。満座の記者会見場で、彼はファックアップ(めちゃくちゃにする)という言葉を放った。ウィナーズトロフィーを受け取り、25ポイントを貯めこみタイトルランキングのトップに躍り出た後のことだ。彼が11月に4度目のチャンピオンになったとしたら、後悔の念などはおそらくどこかに消えてしまっているだろう」

●インディペンデント紙
「当初彼はこう説明していた。『重大な罪悪を犯したと気づいたのは、表彰式の前、ウェーバーと共にパルクドフェルメに立ったときだった』と。だがこの時点で早くも彼のダメージ軽減戦術が透けて見える」

「謝罪はそつなくそれなりに控えめではあった。だが実際のところ彼はウェーバーをパスするより前、『馬鹿な真似はよせ、ペースを落とせ』というホーナーの無線を聞き、チームオーナーに背こうという意思を明確にしていた。そして事をしでかした後も、ホーナーからは『後でたっぷりと釈明してもらう』という言葉を告げられた。つまり彼は自分のやったことを十分に理解しており、わざとではなくミスだったという取りつくろいは滑稽でしかない。彼の行動は、勝つためには手段を選ばない者による不適切で拙速な愚行に他ならない」

●ガーディアン紙
「ベッテルは暗黒面に堕した。これまでも緊張に満ちつつも成功してきたレッドブルのセバスチャン・ベッテルとマーク・ウェーバーの関係は、2013年のマレーシアGPで直ちに終わることはないのかも知れない。これまでわれわれが見たことがないような新たな亀裂が生じ、それが日々深まりそして双方を傷つけ合うことは間違いない」

「そしてわれわれのベッテルへの見方も変わる。昨年彼が史上3人目の3年連続ワールドチャンピオンとなったときに、ドライバーとしての偉大さを疑いようなどなかった。だが昨日の日曜日、雇い主であるクリスチャン・ホーナーの言いつけに背いてウェーバーを追い上げて27度目の優勝をもぎ取ったことで、彼にはもうひとつの評価が加わった。暗黒面のドライバーという評価だ」

「今われわれは、ベッテルを、騒々しい時代遅れのサーカスの中で、最もハングリーで狭量なドライバーの一人であることを知った。ただし、この種のクラブ入りは、他のクラブの資格を失わせるものではない。ベッテルはこの判定基準で言えばアイルトン・セナやミハエル・シューマッハの仲間入りをしたことがはっきりしたからだ。果たしてハングリーさは、偉大さへの裏づけなのだろうか?」

●デイリー・ミラー紙
「マレーシアGPにおけるベッテルの行動は、ハングリーさに徹してスポーツの道義など知ったことかという、ミハエル・シューマッハを先例とする世界征服術そのものである」
《編集部》

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