フォルクスワーゲングループジャパンは3月25日、2012年6月に発売した『ザ・ビートル』のオープンモデルである『ザ・ビートル カブリオレ』を発表、同日より発売を開始した。1グレードのみの設定で価格は375万円。
ザ・ビートル カブリオレには、6層構造のソフトトップが採用されている。これはこれまでのビートル カブリオレに採用されていたルーフ開閉機構とは異なり、『ゴルフ カブリオレ』と同様の完全自動ソフトトップとなる。これにより、開閉時間は開時が9.5秒閉時が11秒となっている。また、このソフトトップは50km/h以下であれば走行時でも作動させることができる。
また、安全装備として、横滑り防止装置であるESPやABS、運転席・助手席フロントエアバッグ、頭部保護機能付きサイドエアバッグが採用されている。さらに、車体の傾斜角度が一定の範囲を超え、センサーが横転の危険を感知すると、リヤシートヘッドレストの背後に内蔵された2本のロールオーバーバーが瞬時に飛び出すロールオーバープロテクションシステムも新たに採用されている。
パワートレインは通常のザ・ビートルと同様、最大105ps/17.8kgmを発揮する1.2リットルTSIエンジンに7速DSGが組み合わされる。これにより、JC08モード燃費は17.6km/リットルとなり、エコカー減税75%にも対応する。
ボディカラーは、ザ・ビートル専用色の「デニムブルー」と「サターンイエロー」を含む全5色。1グレードのみの設定で価格は375万円。