トヨタ自動車の友山茂樹常務役員は3月13日に会場内で報道陣と懇談し、自動運転技術について「徹底的にやっている」としながらも、「基本的にはドライバーが主で、ドライバーの安全運転を支援するための技術というのが我々のスタンス」との考えを示した。
友山常務は「自動運転を徹底的にやっているのは、あくまでも高度安全運転支援。支援というのは、ドライバーがパニックになってしまった時とか、このままいくと必ず事故を起こすという時に、車が自動的にそれを回避するために自動運転をすること。この技術の開発過程において基本的には100%自動で走れるところまで来ておくべきだろうというと考えている」と述べた。
その一方で「やはり車は自分で運転できてなんぼというところがある。ボタンを押してA地点からB地点まで行くものになったら、それはバスでも良いし、鉄道でも良いということになる。それでは全然面白くないし、自分の自由がない。だからやはり基本的にはドライバーが主で、ドライバーの安全運転を支援するための自動運転技術というのが我々のスタンス」と述べた。