ビー・エム・ダブリューは12日、「BMW X5 4.8i」の制動倍力装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2007年3月28日~2010年3月15日に製作された784台。
制動倍力装置の密閉不良により内部ダイヤフラムが損傷し、倍力装置の機密性が保持できなくなって制動停止距離が長くなるおそれがある。
全車両、対策品のチェックバルブを装着したバキュームラインと交換する。また、制動倍力装置へのエンジンオイルの侵入があった場合には、制動倍力装置とブレーキマスターシリンダーを新品と交換する。
不具合発生件数は1件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。