タイ東部の都市シラチャで開催された「2013世界モトクロス選手権/第2戦タイ」。Red Bull KTMファクトリーチームのアントニオ・カイローリは、MX1クラス/レース1と「スーパーファイナル」で優勝を果たしMX1クラスの総合優勝を獲得した。
MX1クラスの決勝。350SX-Fを駆りホールショットを獲得したカイローリは、チームメイトで450SX-Fに乗るケン・デ・デッカーとライバルのエフゲニー・ボブリシェフ(ホンダ)とともに、オープニングラップでバトル繰り広げる。しかし徐々にリードを広げたカイローリがそのまま逃げ切りトップでチェッカー、デ・デッカーが2位となった。
今シーズン4戦のみ開催される、MX1/MX2の混走で行われる新レース形式「スーパーファイナル」では、カイローリが強さを見せつけスタートからレースをリード。そのままトップでチェッカーを受けた。デ・デッカーはスタートで大きく出遅れ集団にのみ込まれるが、そこから立て直し10位でフィニッシュした。
ハーリングスはレース終盤3位に浮上。並み居る450ccマシンを抑え、表彰台の座をほぼ手中に収めていたが、惜しくもクレメン・ディサール(スズキ)にかわされ総合4位、MX2クラストップでのゴールとなった。
第2戦は4月1日にオランダで開催される。
■WMX 第2戦 総合順位
1位:アントニオ・カイローリ(KTM)
2位:ゴーティエ・ポーリン(カワサキ)
3位:クレメン・デサール(スズキ)
4位:トミー・サール(カワサキ)
5位:ケン・デ・デッカー(KTM)
6位:ルイ・ゴンサルベス(KTM)
■2013 WMX ポイントランキング
1位:アントニオ・カイローリ(KTM)95P
2位:クレメン・デサール(スズキ)87P
3位:ゴーティエ・ポーリン(カワサキ)78P4位:ケン・デ・デッカー(KTM)70P
5位:トミー・サール(カワサキ)64P
6位:ケビン・ストライボス(スズキ)55P